今回は企業やお店のホームページの必要性についてお話ししたいと思います。
まず、ホームページは何がなんでも必要という訳ではありません。
世の中にはホームページを持たず、インターネット上に情報のない企業やお店もまだ存在します。
しかし、小学生の学習科目にタブレットやパソコンが導入されている現状を考えますとインターネット上に情報掲載することは年々重要性が高まっています。
そして、企業やお店が自分から能動的にインターネットに情報を掲載しなくても、Googleや第三者が社会の利便性を向上させる目的で、本人が知らないうちに、いつのまにか企業(ショップ)の情報が中途半端な状態で掲載されていることも少なくありません。
そうなると、お客様に間違った情報が伝わってしまいかねないので、事業主は中途半端な掲載情報を削除依頼するか、または正しく修正するための手続きをとらざるを得ません。
この修正手続きは慣れた方であれば、それほど難しいものではないのですが、慣れない方にとっては難しい作業となります。
そして、そのような背景とは関係なく無料で手軽に始められるSNSを使って企業(お店)情報を発信し始める方も増えています。
もくじ
よく使われているSNSサービス
それでは、SNSだけで情報発信している企業(お店)について考えたいと思います。
現在は無料で利用できるたくさんの情報発信ツールが世の中に溢れています。
SNSサービスをざっと挙げてみると
- LINE
- TikTok
- YouTube
- note
その他には
- 無料ブログ各種
- 固定費用無料のECサイト
などが思い浮かびます。
どれも無料で利用できます。便利な世の中ですね。
潜在顧客の発掘 × SNS活用
これから事業を始める人がお客様を増やしていく際に、上にあるようなSNSなどで情報発信をしていくことをお勧めします。
なぜなら、SNSの場合は利用者の好みに応じてお勧めの内容を表示してくれるリコメンド機能が働くので、あなたの商品やサービスを好みそうな方に表示してくれるからです。
そのような理由からSNSは潜在顧客を発掘するのに便利なサービスと言えます。
SNS各社のサービスは利用者層がそれぞれで異なっていたり、発信する情報は動画なのか静止画なのか、文章をメインに載せるのかで使うべきサービスが異なります。
自社サービス・商品のターゲット層や特徴によって使い分けると良いでしょう。
世の中にはSNSのフォロワーが数万人とSNSだけで集客をうまくやっている方もたくさんいます。
そのような方はホームページは必要ないと思う方も多いのではないかと思います。
どんな時にホームページの必要性を感じ始めるのか?
それでは逆に、どんな時にホームページの必要性を感じ始めるのかを見てみましょう。
- 名刺交換した際に「あなたの会社のことをもっと詳しく知りたいのですがホームページはありますか?」と聞かれることが増えてきた。
- 詳しい内容はFacebookを見てほしいと伝えたら、アカウントを作っていないから見れないと言われた。
- SNSのダイレクトメッセージからお問い合わせが増えてきたけど、相手が違うだけで同じような質問を何度もやりとりするのが面倒に感じてきたので、どこかタイムラインで情報が流れていかない固定された場所(ページ)に自社商品やサービスを紹介できて、なおかつ、そこからお申し込みを受け付けられる画面が欲しい。
- 求人広告を申し込んだ際、ホームページはありませんか?と言われた。
- 同業者は普通にホームページを持っているから。
と、これらのことを感じた方がホームページ制作のご相談にやって来られます。
上に挙げたのは、これから初めてホームページを作ろうと考えている方々の例です。
かたや一方では、ホームページの必要性を説明するまでもなく、会社やお店の信用性を維持するために独自ドメインのホームページは在って当然という方も多く存在しています。
また、ホームページはお客様に向けて情報発信するだけでなく、新規の取引先や融資、補助金を申請する際もホームページは見られます。
これらの理由から、事業が成長していく過程で必ずホームページの必要性はやってきます。
それなら、自分でホームページを作ってみようと考えて実際にご自身で作成している方もたくさんいます。
自分で作成できるホームページサービスとしては「Wix」や「ペライチ」、「Jimdo」などが有名ですね。
しかし、自分で作るとなると、いろいろ大変です。
会社やお店の紹介文を掲載するために、それまで自分の頭の中にあった事業のコンセプトや方針、想いを言語化しなければなりません。
その他に自社サービス・商品の紹介文の作成であったり、取引ルールの文書化も必要です。
いわゆるライティングですね。
ライティングの難しさや大変さは説明するまでもないと思います。
さらにweb業界に必要なライティング能力も求められるために難易度はぐんと上がります。
その他に全体の構成やデザインを考えたり商品・サービスの写真撮影、問い合わせや申し込み画面の作成など様々です。
これらを自分でやれば、ほぼ無料で作成可能です。
しかし、無料で作成できるメリットがある反面で次のデメリットが考えられます。
- ホームページ作成のために多くの時間が必要となる
- 第三者の客観的視点での確認と修正が入らないために閲覧者にとってわかりにくいホームページになりやすい。
- ホームページは作ることが目的ではなく、うまく活用することが目的であるにも関わらず、運用の知識や経験がないために活用できないままになってしまっている。
このようにたくさんの時間を費やした割には、うまく活用されないまま終わってしまわないように注意が必要です。
それでは費用を支払ってホームページ制作の依頼した場合は、上記のデメリットが解消されるのか?
制作会社へ制作を依頼をした場合は、どのようなメリット・デメリットがあるのか?については次の記事で説明していきます。
本日のまとめ
個人事業で小さく始めるうちは、SNSで情報発信できればホームページは無くても大丈夫。
しかし、事業が成長する過程でいずれは必要性を感じる時がやってくる。
コストを抑えるために自分で作った場合は、下記のデメリットが予想される。
- 本業以外の時間を奪われる。
- 客観的視点での修正が入らないために分かりにくい内容になりがち。
- 目的であるはずのホームページ運用方法を知らないために活用できない。
これらの事からホームページを持つ目的は何なのか?を軸に次の記事で紹介する制作会社へ依頼するメリット・デメリットとあなたの現在の状況を検討して判断していくと良いでしょう。
投稿者プロフィール
- 1972年生まれ。福岡県出身
子供の頃から小心者なのに険しい道を好んで歩いて、普通の道をまっすぐ歩けることがいかに幸せなことなのかを噛み締めるという変わった子供でした。
食への関心がきっかけで冬は猟師もしています。
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